大山街道は溝の口まで商店街が続く。
左に岡本かの子の生まれた大貫家(かつては病院)があったが、マンションに建て替えの
工事中であった。
道をはさんで光明寺がある。かつて二子学舎という初等教育を行ったところで、
そこで早世した文学者、大貫雪之助(かの子の兄)が学んだという。
この道の古くからの店の前には「口上」書きがあり、その店の由緒が短文で書かれている。
瓦屋根と土壁、二階に頑丈な格子窓がある蔵造りの呉服店がある。
江戸時代からあるという灰吹屋薬局がある。店は蔵造りである。
川崎市の「大山街道・ふるさと館」に行く。矢倉沢往還の展示館である。
「糀ホール・ギャラリー糀」と書かれたしゃれた酒屋がある。昔は造り酒屋であったが、
戦時中からは造っていないという。 |